WORKS&TOPICS
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2021.12.14
COLUMN DAILY
思い入れある教会建築の再生
瀬戸永泉教会
こんにちは!
愛知サテライトオフィスの岩崎です。
初めてのブログ記事です!
どうぞお手柔らかにご覧ください。
実は僕、キリスト教徒です。
なので、普段から教会のお世話になっています。
高校生の頃には洗礼を受けたり…。
大学生の頃には卒論の研究テーマにしたり…。
教会の方々は、僕が母のお腹の中にいる頃からお付き合いがあり、全員親戚の様なコミュニティです。
僕にとってはもはや”第二の実家”のような場所なんです!(笑)
そんな僕がお世話になっている教会は、瀬戸永泉教会です。
礼拝堂(建造:1900年[明治33年])が国の登録有形文化財になっています。
礼拝堂の耐震補強工事と増築工事
この度、その礼拝堂の耐震補強工事と増築工事を行うことになりました。
設計は、教会や寺社仏閣に造詣の深い設計士をお招きして進められました。
今年の4月に起工式を行いました。
今年中の完成を目指して進めていましたが、ウッドショックで木材が入らず、思うように工事が進められない状況が続きました。
現在では、来年の3月末ごろの完成を目指して工事中です。
先ほども述べた通り、礼拝堂は国の登録有形文化財であるため、設計にあたっては、様々な制度上の制約があります。
外観内観の変更、使用部材の再使用など厳しくチェックされます。
そんな制約の中でもできることを考えながら、設計は進められます。
また、皆の思い入れのある教会なので、教会員の皆さんの意見も重要です。
窓枠を建設当時の色に戻すかどうか、バリアフリーの観点から下足利用をどうするかなどの方針決定の際には、アンケートを実施したり、話し合いをしたりなど、教会員一丸となって建築と向き合っています。
更に、築100年以上とういうこともあり、工事中にシロアリや風化などの被害が見つかりました。
極めつけは、建築当時の床の高さが今よりも高かったことが分かるなど新しい発見もありました。
増築棟についても、トイレの仕様・スイッチ・コンセントの位置など、様々な意見の中から最善の方法を模索しながら設計が進められました。
教会建築に僕は携わる!
今回の工事を施主側として体験して、
教会のこと、建築のこと、どちらのことも知っている立場として今後もどの様な形かで教会建築に関わることができれば嬉しいなと感じました。