WORKS&TOPICS
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2022.01.07
COLUMN MEDIA BIM
BIMで変わる、BIMで変える 2022!
一般社団法人日本建築士事務所協会連合会が毎月発行している、
会報「日事連」の2022年1月号に、弊社のBIMの取り組みについて寄稿しましたー!
BIMを主力に、オフィスや障がい者施設、介護施設、保育園、店舗など様々な用途の施設設計を、
鹿児島、福岡、東京など全国のエリアで活動している設計事務所、ixreaです!
2009年が日本におけるBIM元年と言われていて、今年で13年目になります。
2009年に生まれた子供も、「もう中学生」です(^^;)
日本建築士事務所協会連合会としても、BIMをしっかり推進していこうという気概を示しています。
会報誌なので、会員向けの内容にはなっていますが、
弊社が寄稿した記事の紹介をさせていただきます〜
会報「日事連」についてはこちら↓
一般社団法人日本建築士事務所協会連合会HP
会報「日事連」について
BIMを導入した経緯
弊社では2013年の創業に合わせて、BIMを導入しました。
ソフトベンダーはいくつかありますが、採用したのはGRAPHISOFT社のARCHICADです。
当時は周辺にBIM使っている事務所がほとんど無く、
地方ではセミナーも無く、オンラインセミナーも今ほど無かったので、
東京まで行って色々試した結果、ARCHICAD一択!となりました。
直感的に使える!というのが決め手でしたねー
改めて、ARCHICADで間違い無かったと思います(^^)/
導入当時はARCHICAD16、最新バージョンは25になりました。
毎年メジャーアップデートがありますが、
その進化のスピードは目覚ましく、ついていくのも大変です==
BIMソフトだけでなく、ハードの進化もすごい!
当時は点群データを活用するには数百万の測定機器とかなりハイスペックなPCが必要でしたが、
なんと今はiPhoneで簡単に点群データを取得することができるようになりました。
(LiDARが搭載されているiPhone 12or13のProか、iPad Pro)
ただBIMのデータを扱うだけでなく、点群データや構造、設備データと連係することで、
様々な可能性が生まれています。
社内におけるBIM研修の方法
コロナ禍以降、多くのセミナーがオンライン化されました。
地方にいる身としては、かなりありがたい流れになりましたね〜
弊社ではリモートワーカーも在籍していて、休みも自分のタイミングで取得するメンバーが多いので、
スキルアップのための教育も、いつでもどこでも学べる仕組みが大事だと考えています。
BIMソフトの使い方は市販のテキストもあり、ググればいくらでも情報は出てきますが、
社内独自のルールやモデル作成の方法や、入力方法の統一を図るための解説動画を作成して、
Youtube(限定公開)にアップしていつでも視聴できるようにしています。
こうすることで、常に隣に教えてくれる人がいなくても、
いちいち先輩の説明をメモ取らなくても、何度も聞き直さなくても、
必要な時に必要なだけ、何度も繰り返し見ることができますから、
管理する側も、メンバーの技術習得も早いと考えています(^^)/
BIMを導入したことによる変化
発注者、建築主との打合せは、全て3Dのモデルを見ながら行います!
変更の要望があればその場でモデルを修正しながら、打合せを進めます。
設計者側としてもイメージを正確に伝える事ができるので、
コミュニケーションも楽に精度を上げることができます。
特に、見慣れない図面や小さな模型だけでは、
いまいち完成形がイメージしにくいのではないでしょうか?
BIMでの設計の場合、必ず3Dデータを作成しますので、
パースイメージだけでなく、動画も簡単に出力することができます。
弊社でも、初期提案の段階から動画を作成してお見せしますが、
イメージの共有は図面とは比べものにならないですね(^^;)
Youtubeでもいくつか動画を掲載していますので、ご覧くださいー!
建築DXの核となるBIMデータを使いこなす
多様な働き方への対応やなどからもDXが急速に進んでいると感じています。
例えば、建物を建てる前に法的に問題無いかを確認する「確認申請」という手続き、
この手続きの電子化の大きなネックは、印鑑が必要ということでした。
建築主だけでなく、設計図面に全て設計者の印鑑が必要でした・・・
以前BIM&電子申請にて確認申請に取り組んだ事例はこちら。
一番のネックだった印鑑が、DX推進のおかげで不要となり、
今では簡単に電子申請を進めることができるようになりました(^^)/
印刷して、捺印して、図面を折込んで製本して、審査機関に持って行く・・・という流れが、
PDFで纏めて、サーバーにアップする。で終わります。
これなら在宅勤務でも対応できる!
このような変化は、益々スピードを増して起こっていくのは間違いないでしょうね。
BIMは建築主に一番メリットがある?
このような業界紙では、
設計者や施工会社にどのようなメリットがあるのか??という切り口で語られることが多いです。
でも、よく考えてください。
お金だして建物建てようとしているのは、発注者、建築主です!
建築主にメリットがどうあるのか?を考えていくのが技術者じゃないでしょうか(-_-;)
ixreaでは、BIMを使うことで建築主にどのようなメリットがあるのか?について
これからも力を入れて発信していきたいと思いますー!
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