WORKS&TOPICS
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2022.04.19
NEWS BIM 設計 施工連携
BIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業、報告完了!
こんにちわー
BIMを主力に、オフィスや障がい者施設、介護施設、保育園、店舗など様々な用途の施設設計を、
鹿児島、福岡、東京など全国のエリアで活動している設計事務所、ixreaです!
令和3年度BIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業について、
無事、完了報告を提出しました〜(提出したのは3月ですが(^^;))
設計&施工の一気通貫BIMモデル活用への挑戦
設計だけでBIMを使っていても、生産プロセス全体の効率化は図れません。
また、多くのケースで、設計で作成したBIMデータは施工では使われず、
施工側で新たにBIMモデルを立ち上げています。
ただ、鹿児島のような地方で、施工BIMデータを自社で作成している施工会社はほとんどありません。
そこで、もっと効率的にBIMデータを活用するために、
①小規模の建物なら、設計BIMデータでも施工で使えるのでは?
②一気通貫のモデルとすることで、全体的な効率化が図れるのでは?
という仮設を立てました。
その上で、今回のBIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業では
①我々設計事務所が地元の施工会社とチームを組んだ上で、
②基本計画〜施工に至るまでの生産プロセスを、
③一つのBIMデータをベースに設計、積算、申請、施工を進めていく
という挑戦をしました!
少し過去の記事でも紹介しています〜
過去の記事はこちら↓
果たして挑戦の結果は如何に??
以前の雑誌掲載記事の中にも、
モデル事業の取り組みについて記載しているところがあります。
過去の記事はこちら↓
詳細は報告書が公開され次第またお伝えしますが、、
実施プロジェクトという事もあり、、予定通りに工程が進まず、
結果的に確認申請までの取り組みとなってしまいました。
報告書ではできたこと、できなかったこと含めて現時点の正直なところを纏めてます!
できたこと!
基本設計段階でBIMデータを施工者と共有し、
初期の段階で施工計画を行い、事前に問題点やコスト削減案を検討する
ということはしっかりできました!
ただ、現場が狭く、展開できる施工方法も限られていて、多様な検討はできていません。
構造、設備のデータ連係について、
設備は3Dでバッチリ連携できましたが、構造はできませんでした。
構造計算ソフトがST-Bridgeに対応しておらず、データ出力そのものができませんでした。
なので、構造モデルは意匠設計側で入力し、設備配管ルートとの干渉を確認しています。
周辺敷地は点群データで取り込み、
隣地レベルとの関係性、境界の状況など3D上で確認できるようにしました。
などなど、他にも色々ありますが、詳細はまた公開されてから(^^;)
実施プロジェクトという事もあり、、予定通りに工程が進まず、
結果的に確認申請までの取り組みとなってしまいましたが、
できたこと、できなかったこと含めて現時点の正直なところを纏めてます!
まだ公開されていませんが、これから国交省のページでも公開されると思いますので、ご覧ください!
事業のポータルサイトはこちらです
令和3年度BIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業